地域とともに歩む教育 〜家庭科の授業に地域の力〜
2025年9月25日 11時30分素鵞小学校では、今年度よりコミュニティ・スクールをスタートさせました。コミュニティ・スクールとは、学校と家庭、地域が手を取り合い、子どもたちのよりよい成長と地域の未来を共に育んでいく仕組みです。地域の皆様に積極的に学校に関わっていただき、連携・協力しながら教育活動を進めていくことを目指しています。
この取組の一環として、現在、家庭科の授業にも地域の方々にご協力いただいています。5年生と6年生のミシン学習では、地域の皆様に被服室へお越しいただき、ミシンの使い方を丁寧に教えていただいています。
5年生にとっては、今回が初めてのミシン学習です。電源の入れ方や、上糸・下糸のセットの仕方、基本的な直線縫いのコツなど、一つひとつの工程に緊張しながらも、地域の方の優しい声掛けに助けられ、意欲的に取り組んでいます。
6年生は、これまでの学びを生かしながら「ナップザックづくり」に挑戦しています。完成を目指して集中して作業する姿からは、ものづくりの楽しさと達成感、そして教えていただくことへの感謝の気持ちが伝わってきます。
授業が終わった後には、地域の方々から「とても楽しかったです。」「子どもたちの頑張る姿に元気をもらいました。」といったうれしいお言葉もいただきました。子どもたちだけでなく、地域の皆様にとっても、心温まる交流の時間となったようです。
地域の皆様の手厚いサポートのおかげで、子どもたちは自信をもって学びに向かうことができています。学校にとって、地域は「ともに育てる仲間」。これからも、地域と学校が一体となりながら、子どもたちの成長を温かく見守り、支えていきたいと思います。