2年生道徳科「もったいないのズボン」
2025年9月17日 14時31分2年生は、道徳科の授業で「もったいないのズボン」の学習を行いました。
授業の導入では、「身の回りの物を大切にしていますか?」というアンケート結果を紹介しました。約85%の子どもたちが「大切にしている」と答えていたことに、子どもたちは自信をもって頷いていました。
しかし次に、水を出しっぱなしにしている場面や、給食の残りがたくさん出ている写真、学級内で見つかった多くの落とし物の写真などを見たとき、子どもたちは驚いた表情を見せました。「あれ?自分たちは大切にしているつもりだったけれど、実際は“もったいない”ことがたくさんあるかもしれない…」そんな疑問や気付きが生まれた瞬間でした。
その後、教材「もったいないのズボン」を通して、物を大切にする心や、感謝の気持ちをもつことの大切さを学びました。主人公が古くなったズボンに対して、新しいものを買ってもらうのではなく、直してもらったものを大切に使い続けようとする姿に、多くの子どもたちが共感していました。
授業の最後には、子どもたち一人一人が「もったいないをなくすために、自分がこれから気をつけたいこと」を考え、葉っぱの形をしたカードに書いて「もったいないの木」に貼りました。
「水を出しっぱなしにしない」「物に名前を書く」「給食を残さず食べる」など、子どもたちの言葉からは、身近な生活を見直す力が育っていることが感じられました。
先生は、子どもたちに問題意識を持たせるために、教室や学校の中で見られる「もったいない」場面を写真に撮って紹介するなど、身近な課題としてとらえられるよう工夫していました。また、「もったいないの木」という視覚的な掲示を通して、子どもたちの意識が高まるように支援していました。
この学習を通して、2年生の子どもたちは「物を大切にすること」はもちろん、「もったいない」と感じる心を持ち、身近な行動から変えていこうとする姿勢を身に付け始めています。これからも日々の生活の中で、「ありがとう」「大切にしよう」という気持ちを大事にしていってほしいと思います。