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９月にさかのぼるのですが、業間休みに運動場の草引きをしていると、「校長先生、私も手伝います。」と声をかけてくれた子どもたちがいました。私は子どもの遊ぶ時間を奪ってはいけないと思い、「休み時間だから遊んだらいいよ。」と返答しました。するとその子は、「幼稚園の時もしていたので、草引きは好きなの。」と言うのです。幼いころからお手伝いをしていることに感心するとともに、数名の子どもたちのお手伝いに心が洗われる思いでした。

数日後、登校指導をしていると、「校長先生、今度草引きいつするの。」と声を掛けられました。その子にとっては、また草引きを手伝いたいという思いをもっているのだなと、さらに感心しました。誰かの役に立とうと行動に移せるその子の優しさに、感動させられた出来事でした。その日、私は、朝からさわやかな気持ちで過ごすことができました。