福祉体験学習を行いました(4年生)
2025年12月3日 08時00分4年生は総合的な学習の時間に、福祉について理解を深めるための福祉体験学習を行いました。視覚・聴覚障がい、高齢者体験の学習を通して、相手の立場に寄り添うことの大切さを実感する時間となりました。
視覚障がいの方のガイドヘルプ体験では、講師の先生から白杖の役割や使い方について詳しく教えていただきました。その後、子供たちは目隠しをして、段差のある廊下や教室内を友だちのガイドヘルプだけを頼りに歩きました。「段差がこんなに怖いなんて知らなかった」「相手に伝える言葉が大事だと分かった」など、実際に体験して初めて気付くことが多かったようです。
高齢者体験では、重りのついた約4kgのシニアセットを身に付け、普段の動作がどれだけ負担になるのかを体感しました。歩行や掃除をすると、「体が重くて動きにくい」「ゆっくりでないと転びそう」といった声が上がり、高齢者の方の日常の大変さを実感していました。
聴覚障がいの方による手話・指文字体験では、自分の名前の指文字を教えてもらい、挨拶や簡単な自己紹介の手話にも挑戦しました。はじめは緊張していた子供たちも、講師の方の優しい指導で笑顔になり、最後には手話でのコミュニケーションを楽しんでいる様子が見られました。
今回の福祉体験学習を通して、子供たちは「相手を思いやって行動すること」の大切さを学びました。この学びをこれからの学校生活にも生かしていってほしいと思います。