心のバリアフリー発表会(4年生)
2024年11月29日 17時35分4年生は、世の中にはいろいろな立場の人がいる中で、すべての人にとって暮らしやすい社会をつくるために、自分たちにできることを考えたり、どんな心構えをもつことが大切かを考えたりしました。
10月中旬から、本やネットでの調べ学習と、講師の先生をお招きして福祉体験学習とをしてきました。そこで、調べて大事だなと思ったことや体験を通して考えたことを、タブレットのプレゼンテーション機能を使って資料を作成しました。シートを示しながら発表しました。
子どもたちの考えや思いは……
「視覚障がいがある方々のために、生活用品を作る会社が頑張ってくれているんだなと思いました。自分にできることは、障がい者の人に限らず丁寧に接し、その人に合った助け方をすることです」「視覚障がいがある方を見掛けて困っていそうだったら、声をかけて、バリアを感じているものをなくしてあげたいです」「もし、赤信号で渡りそうだったら、すぐに『赤ですよ』と教えたいです」「目が不自由な人に会ったら、声を掛けて、助けてあげたり迷ってないかなどを聞いてあげたりしたいです。横断歩道は、一緒にわたってあげたいです」
「聴覚障がいがある人は、いろいろな工夫をして、苦しい生活も乗り越えていました。せっかく手話を覚えたので、聴覚障がいがある方に出会ったら、手話で会話をして楽しく交流したいです」「耳が不自由な人がいたら、手話と表情で話したいです。表情をつけると、とても分かりやすくなるそうで、いいなと思いました」「自分の名前をどのように手話で表すかが分かってうれしかったです。まずは、最初、挨拶が一番大切だと考えました。聴覚障がいがある人に出会ったら、筆談で話すなど、障がいをもっている人のことを思って過ごしたいです」「もし、聴覚障がいがある人に出会ったら、スマホやメモ用紙などに、言いたいことを書いて、お話をしてみたいと思いました」「本で見たことだけでなく、実際に聴覚障がいがある方に教えていただくと、もっといろいろな関わり方があるんだなと思いました。もし、近くに聴覚障がいがある方がいたら、できる限りの手話や指文字で関わりたいなと思いました」
「車椅子ユーザーの方がいたら、『この建物のバリアフリーはここですよー』と知らせたいです。」「障がいをもっている人の人権をぼくたちがしっかりと守っていったら、みんながいい世界になるのかなと思いました。」「目が不自由な方が歩くところを踏まないように歩いたり、車椅子の方を優先してエレベーターに乗ったりしたいです。障がいがある人は、1日1日苦労しながら頑張っていました。おふろ、着替えをすることも大変だから、すごいです。障がいのある人は、みんなできることを一生懸命にやっていました。その方ができないことを助けようと思いました。」「体が不自由な人には、それぞれ大切なものがあります。目の不自由な方は白杖と点字、耳の不自由な方は手話、車椅子ユーザーの方はヘルパーさんやスロープが必要です。だから、それをきちんと使えるように、大切にしていきたいです」
子どもたちの思いを見ると、ネットや本による調べ学習からよりも、講師の先生方の熱い思いが強く伝わっているようです。講師の先生方、講師の方の紹介や日程調整をしてくださった松山市社会福祉協議会の担当者の方、貴重な学びの場を提供してくださり、ありがとうございました。すべての人が生まれながらにしてもつ「人権」を大切にして、自分にできることから取り組もうとする優しい素鵞っ子が育っています。